2020年2月7日、(株)日本イーライリリーのご協力により
―EMOTIONから考える患者さんのこころに寄り添うインスリン治療―
岡崎 研太郎先生(名古屋大学大学院医学系研究科)
を視聴しました。
基礎インスリン療法の開始に強い心理的抵抗を感じている2型糖尿病患者さんは少なくない。インスリン治療導入が遅れ血糖コントロール不良の状態が長引くと、すい臓が疲弊する、目標HbA 1cの達成が難しくなる、合併症リスクが上昇するなどの影響がある。
患者さんが心理的抵抗性を克服し、基礎インスリン療法を開始するために有効な医療者の言動が示された。
- インスリン治療は患者にとって負担であるということを認める
- 心理的インスリン抵抗性というものが存在する
- 心理的インスリン抵抗性を克服するには、患者のこころに寄り添うことが重要
- 「患者のこころに寄り添う」具体的アプローチ
*信頼関係を築く
*不安を聞き出す
*インスリン注射やインスリン療法のメリットについて説明し、誤解を解消する
*ともに治療を実践していく
有意義な院内ランチョン研修会でした。
今回学んだことを糖尿病チームで共有し実践していきたいと思います。